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小さな町の夏祭り


小さな町の夏祭り_f0097528_2192812.jpg先週末は珍しく行事が続きました。
そのひとつが、我が現場のある今辻子(いまづし)町の夏祭り!




私たちは今年で早4度目の参加になります。最初の年に「来年はもうお店をオープンしているから、営業日の重なる週末はあまり参加できないね」と言って、一度限りの記念のつもりで参加したのです。それが毎年毎年お祭りの準備が始まる頃になっても「まだできてない…」「(去年の祭りから)もう一年も経ったの!?」と、酷い現実を思い知らされる(?)夏の風物詩と化しておりました。
自治会主催のお祭りなので、本来居住者でない私たちは参加してもしなくてもどちらでもいい立場です。ただそもそもとても小さな町な上に、ご多分にもれず住民の高齢化が進んでおり、テント設営などの力仕事を平日に動けるベテラン組だけで行うのはかなりきつい仕事。そこで子どもを除いて一番の若手組である隊長は、工事の合間を使って毎年お手伝いに行くのです。
私も今年は提灯の準備や、子供たちへ配るお菓子とかお赤飯の袋詰めなんかをお手伝いしました。仕事はみんなで手分けするのでそれほど時間も掛かりませんが、集合時間が朝7:00っていうのが!一番の関門。夏場は5:30には起きているのですが(早っ!でも一番涼しい時間なので気持ちイイのです~)、お出かけするとなると乙女は準備が必要ですからねぇ。ま、結局首にタオル巻いて汗だくで動くので、気張ってお化粧することもないんですけど(^ ^;。


小さな町の夏祭り_f0097528_2194946.jpgお神輿のお渡り式の前に、町の神社で祝詞を奉納してくださった神主さんが仰ってました。年々自治体主催の夏祭りは減っていて、受け継がれてきた行事が廃れつつあるとの由。
奈良市街ではそれでも小規模な自治体主催の夏祭りをまだ各地で見かけますが、確かにほとんどがお年寄りの寄り合いみたいになっています。夜店やお神輿の際には子どもたちも何とか集まってくれているものの、私たち世代の中堅組はあまり見かけませんね。
祭りの準備は酷暑期でもありいろいろと大変ですが、参加してみて感じる最大のメリットは町の連帯感が強まることです。ふだんはほとんど顔を合わせないような人とも挨拶ができるいい機会。お店を始めたら知らず知らず近所にご迷惑を掛けることもあるだろうし、そうでなくとも自分たちの顔を知っておいてもらうだけでもお互いに安心感を持てるはず。一見無関係なようでも、近隣の方々とはやはり少なからず関係が生じるものなので、協力し合えることはできるだけ協力するのがせめてもの務めと感じています。

さて、写真はお祭りのハイライト「お御輿お渡り」です。巡行コースに目抜き通りの三条通りも含まれるので、偶然遭遇した観光客からも注目の的♪
お神酒でちょっと赤くなった隊長が、遠巻きにカメラを構えていたドイツ人?女性をちょいちょいっと手招き。すると喜んで近づいて来て曰く、「Bon festival ?」Bon ?…一瞬戸惑った隊長、すぐ「Bon = お盆」と理解して、「Yes. Japanese traditional style.」と答えていました。ん?でも厳密にはお盆の行事とは違う気もするけど…。しかし外国人観光客もけっこう予習してますね!
梅雨明けしないグズグズ空が続きますが、このときだけは綺麗な青空でした~
Commented by よつばのまつもと at 2009-08-02 17:11 x
こんにちわー。
うちも、今年はお地蔵さんの当家だったので
いろいろと準備でばたばたしていました^^。
同じような事で、うちの町内も高齢化(?)がすすみ、
同じく一番の若手(笑)のまつもとくんが
頑張っていましたよ。
ここにいるからこそ体験できる行事、
前向きに参加していこうとおもいます♪
Commented by pavilion-b at 2009-08-02 19:46
こんにちは!どーんと派手なお祭りもいいけど、
地域に根ざした素朴なお祭りも良いものですよね♪
私もお手伝いしている間中「若手、若手」を連呼されたよ(笑)
そう言われるとなんか張り切っちゃうよね?
(うまく乗せられてるんかなぁ!?)
お互いがんばりましょー!
by pavilion-b | 2009-07-28 21:04 | 奈良さんぽ | Comments(2)