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カウンター吊棚

カウンター吊棚_f0097528_7263879.jpg夏の宿題の提出期限ははるか前ですが、とにかく完成いたしました。
カウンターの吊棚。



構想2年。…っていうとなんだか大作みたいですけど、2年くらいボンヤリ、フワフワ、あーでもないこーでもないと考えていた、というだけのことです。機が熟すのを待つ、といえば多少聞こえは良いですが。
ここ数年は、年にふたつずつくらい何かを作ってお店に改良を加えています。去年は厨房の棚増設と、看板の刷新。今年は踏板の刷新と、今回の吊棚。休みの日だけだし、お天気にも左右されるので思うようには進みません。でも隊長は何かしら工作もしていないと調子を保てない?らしいので、淡々と続けています。そうこうする内に、「次作るリスト」も着実に積み上がり続けています。


カウンター吊棚_f0097528_729345.jpgところで棚が出来て、ちょうどいい大きさなので一角に文庫本を並べました。文庫本は隊長の私物。
改めて棚に並んだ背表紙を見ると、やっぱり本って眺めて楽しむものでもあるなぁと思います。奇しくも先日隊長の学生時代の友人が訪れて、その人は編集者でもあるのですが、電子書籍がいまひとつ離陸しないのはこの楽しみがないのも一因だと推察されていました。
そう、意外に皆さん背表紙を興味深く、じっくり眺めていらっしゃるんですよね。
電子書籍に限らず、ITツールは全般的に既存の物事の無駄を省いて、効率化、合理化を進める方向へと進化してきたと思います。でも一見無駄なようでいて、確かに何の役に立っているのかはよく分からないけれど、でも無ければ何かがちがう、物足りない…というものは多々あるのではないでしょうか。無駄の効用、といいますか。
本棚は嵩張るからと電子書籍にぜんぶまとめてみたら、あんまり本を読まなくなった、というのも案外実情かもしれません。
by pavilion-b | 2013-10-17 07:29 | お店づくり | Comments(0)