住道

f0097528_22124080.jpg近くて遠いとなり町、途中下車して歩いて見れば、知らない世界がそこにある…



大東市、どれくらいの人が場所を正確に示せるでしょうか?
…すみません。私がよく知らなかっただけです。でも大阪の方以外は、いやひょっとすると大阪の方でも、あまりご存知ないのでは…?と思ったのは確か。

実はいくつかの用事があって大阪へ出掛けたのですが、大東市に立ち寄ったのはあるカフェを訪ねるためでした。
お店の名前は「アメツチ」。JR片町線の住道(すみのどう)駅から北へ約6分の、古くからの住宅街に昨年末にオープンされました。準備段階からパビリオンへ何度か来てくださり、自力で改装するお話や、以前は紅茶専門の老舗カフェで働かれていたという店主の想いを伺っていて、ぜひ行ってみたいと思っていたのです。

意外だったのは、初めて訪れた住道駅の周辺はとても繁華でカフェもたくさんあったこと。スターバックスをはじめ大手のチェーン店やコーヒー豆販売店もあり、さらに人通りも多く、予想外にカフェ激戦区の様相です。
けれどもそういう町で、目指す路地の一角に手作りの小さなお店を見つけたとき、ハッと了解しました。道をたったひとつ渡るだけですが、町の様子も駅前とはかなりちがいます。そしてガラス越しの店内には、すでに店主の顔が見えるような雰囲気があります。
紅茶はもちろん、自家焙煎コーヒーとケーキも丁寧な味わいでした。きっと早々に近隣の方々にも知られていくと思います。

大東市は大阪府の東部、奈良から大阪へ行く道程のちょうど真ん中あたりに位置します。言われてみれば確かに車で大阪へ行くときなどに何度も通っているのですが、敢えてそこを目指していくということが今までなかったので意識できていなかったのですね。
でも改めて調べてみると、ここも興味深い歴史を持つ土地です。

このあたりは太古の昔には河内湾と呼ばれた内海であり、その後徐々に埋まって河内湖となり、江戸時代の新田開発を経て広大な田畑が広がる平地へと様変わりしてきました。
戦後には近郊都市として急速に人口が増え、現在では大阪市の半分強、奈良市の5倍もの人口密度を擁します。東には生駒山がそそり立って迫り、奈良側から見るのとはまたちがった趣に見えます。
奈良からはとても近いのですが、やはり百聞は一見に如かず、歩いてみるほどに異国でした。

■アメツチ
大東市氷野1-8-2-106 072-873-8887 日月休 12:00-19:00
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by pavilion-b | 2016-03-02 22:12 | 旅でござんす | Comments(0)