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めがね

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実に約18年ぶり、だそうです。



隊長が眼鏡を買いました。
長年の使用でほとんど顔の一部と化していたために、それに飽きるということ自体を忘れていたようですが、このたびようやく嗜みとして眼鏡を着替える決断に至った次第。

隊長曰く、「眼鏡使用者は極めて深刻な矛盾を抱えている」と。即ち眼が悪いために、店頭で眼鏡を試着してもその容姿を確認できないということです。どのフレームが似あうか、確かめようにもボンヤリとしかその印象が分からない。それでレンズを嵌めてもらって初めて鏡を見たときには、否応なくはっきりと掛け具合が分かる。でももう買ってしまったあとなので、どうしようもないわけです。

ところが今回は非常に幸運な出会いがありました。
たまたま立ち寄った眼鏡店で、お話をした若い女性店員さんがとてもセンスが良かったのです。彼女が薦めたものと、隊長自身が選んだもの、私が選んだものをそれぞれ掛け比べてみると、断然、彼女のお薦めが適確でした。顔の輪郭や眉の高さ、鼻とのバランスなど、瞬時に見て似あうフレームを選定するのですね。さすがプロだなと、消極的だった隊長も一挙にその気になったのです。

それにしても、眼鏡については浦島太郎も同然の私たち。驚きの連続です。
まず、安い。表示された価格がレンズ込みだと知ったとき、思わずフレームを落っことしそうになりました。昔は数万円するのが当たり前だったのに……。
さらに、早い。「30分でお渡しできます」と言われ、最初意味が分かりませんでした。
視力測定もサクサクと進みます。昔は大きな機械に顎を乗せて、なんだかややこしい図像をたくさん見させられたような気がしますが、今はあっという間です。
最近視力が落ちたと感じていた隊長は、矯正を強めようかと考えていました。しかし測定の結果、視力は落ちていないことが判明。喜んだのも束の間、店員さんは遠慮がちに、「たぶん、疲れ目のせいでは……」と仰られたのでした。
by pavilion-b | 2016-05-11 20:11 | Comments(0)