2016年 12月 18日
十年の長さ
箒を10年ぶりに買い替えました。
いろいろ、びっくり。
まずまったく同じ製品が10年変わらず売られているという事実。ごくごく安い平凡な品物です。でもだからこそ飽きず、気張らず、毎日淡々とよく働いてくれます。
そして何といってもこの長さのちがい!新しい箒は毛足が長いので、姿勢まで変わります(腰がちょっと伸びる)。あ、古い箒が短いのか。
さらに毛足が長いとよくしなるので、細かい塵が驚くほど掃きやすくなりました。スナップが効いて、スイスイ、ルンルンと掃除も捗ります。余計な力も要りません。
新しいのは柔軟で、古くなるほど硬くなる……
しかし、短くなった箒にも良さはあります。毛足が短く硬いぶん、ゴシゴシと擦り取るように掃く場合にはむしろ威力を発揮するのです。庭木の樹液や実が落ちて潰れたものなど、地面にこびりついて掃きにくいものには持って来い。箒とデッキブラシの中間くらいの役割です。
しかも長年の使用により毛足に角度が付いてるため、無理なく地面にフィットします。手に持つと、スッと自然に地面と一体化する感じ。これは年季の入った箒ならではの持ち味です。やはり長年の信頼関係というか、ツーといえばカーというか、時間の織りなす円熟みというか……
というわけで、古い箒もまだ捨てません。現役続行、まだまだ頑張ってもらいます。新旧織り交ぜ、チームプレーで掃き掃除を盛り上げていきたいと思います。
by pavilion-b
| 2016-12-18 07:32
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