アジアンタムの実験

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弊店の植物担当、奈良のチャペックこと隊長による秋の植栽作業報告です。



8月の末には前庭を剪定しました。
そのあと下草も引いて、ようやく風通しスッキリ。これで安心して秋冬が迎えられます。
今年も去年に続き蝸牛が多かった由。どこで冬越ししてるのかな?
休みごとにちょこちょこと鉢植えの整理もしています。夏の間にボーボーに伸びた腕白坊主たちを、チョンチョン散髪してさわやか坊やに。

開業以来育てて来た鉢植えもあり、中には残念ながら枯れてしまったのもある一方で、逆に子孫繁栄、大家族化した種族もいます。その筆頭がアジアンタム。
「難しいらしいけど、よく育ってますね」「何度も枯らしちゃって」と仰る方が時々いて、うちの子たちの繁茂ぶりに驚かれるのですが、そのつど隊長は照れ笑い。というのも本当に世話要らずで、勝手にどんどん増えてきたから。
株分け、株分け、と鉢を増やしてきたけど、だんだん置く場所もなくなってきました。
そこで今年はいろいろな条件の異なる場所にアジアンタムを置いてみることに。夏の自由研究です。で、このほど興味深い結果が明らかになりました。

まずもともとあった玄関の土間。ここはガラス越しに柔らかな陽が射す特等席です。ここでは春と秋によく葉を伸ばし、どの株も元気よく育っています。ただし明るい外に向かってばかり伸びてしまいます。
外は中に比べると概ね過酷な環境です。さすがに直射日光下には置かないものの、そうなると適度な場所も少なく、裏庭の隅にポットの状態で並べたりしているので、ぎゅうぎゅうでちょっと可哀そう。虫にやられたり、なかなか新しい葉が伸びなかったり、成長も停滞していました。

ところが! 驚きの成長ぶりを見せた鉢が。その置き場はなんと、エアコン室外機の真正面。夏の間過酷な熱風を浴び続けた場所ですが、今となってみればフッサフサの噴水状に葉を広げ、どの鉢よりも立派に育っています。葉の色も濃く、室内育ちに比べて密なかんじ。
コーヒーも高山で朝晩の寒暖差が大きい厳しい環境ほどよい味の実が成るといいますが、植物は過酷な環境ほど力強く成長することを正しく実証してみせたアジアンタムなのでした。
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by pavilion-b | 2017-09-27 16:00 | お店づくり | Comments(0)