イトヨリ

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スーパーで見慣れないお魚を見かけたのです。



「半額」のシールが決めてでした。よっしゃ夕飯はコレだ!と籠に投入。
名前はイトヨリ、淡路産。尾びれの先がシューッと糸のように伸びています。

小ぶりだし、初めてだからということで、シンプルに塩焼きで。グリルを予熱しつつ、魚に塩を振ろうとしてハッと手が止まりました。
「ウロコがある」
私はお魚好きで鰯も烏賊もよく捌いて食べるのですが、ウロコのある魚は初めてなことにハタと気づいたのです。

「え、ウロコ初めて?」
私が停止していると、隊長が来て包丁を握りました。
「ちっちゃいころ、手伝いでやったことある」と言いながら、片手で尾を握り、立てた包丁をしごくように横に動かしてパリパリとウロコを剥がしていきます。パチパチと弾け、顔やら腕やら、床やらそこら中に飛び散りまくるウロコ。隊長のメガネにもウロコがピタピタとひっつきまくるのを見ていると、なんだか可笑しなテンションになりケタケタと腹を捩って笑いだしてしまいました。「目からウロコ」ならぬ「目にもウロコ」。

無事にウロコを取り終えたイトヨリに塩をしてグリルに入れると、なんともいえない磯のいい香りがします。焼くだけでこんなにもいい香りのするお魚なんて初めて。
程よく焼きあがり、待ちきれずに熱い身をホフホフと口に入れると、おお! これまで食べたことのない上品で芳醇な味。安かったこともあり、淡白な白身魚の味も想像していたので、いい意味で大いに裏切られました。あー、日本酒買っとけばよかったなー

あとで調べてみると、やっぱりイトヨリは高級魚なんだそうですね。特に西日本では珍重されるようです。大げさでなく、ただ焼いただけでもう料亭のお料理。イトヨリとしては小さかったからかもしれませんが、安く買えたのは相当にラッキーだったみたい。
イトヨリの旬はこれからのようなので、今度からは目を光らせて魚売り場をチェックしていないといけません。
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by pavilion-b | 2017-10-04 18:00 | 食いしん坊万歳 | Comments(0)