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天か地か?

浮き沈みの激しい“現場”から、今日は隊長に伝えてもらいます。




天か地か?_f0097528_9211483.jpg「本で読んだんやけど、材木を立てて使う場合はもともと立ってた方向に使うのが原則なんよ。天地を逆さまにすると良くないらしい。で、例えば3メートルの杉材だと天地の断面を比べたら赤くなってる芯部分の太さがちがうのでどちらが下か分かる。でも2×4とかのSPF材だとそういう見方ができない。こりゃ困ったな…と思いつつシゲシゲと材木を眺めていたら、、、!コレだ!と。よーく見てみると、節の年輪が同心円じゃないことに気が付いた。天地の方向にハッキリと偏ってる。同じ材ではどの節も同じ方向に。では一体どっちが天か?これが問題や。最初は年輪幅が太い方が天、即ち中心が寄ってる方が地じゃないかと考えた。昔読んだサバイバルの本に、道に迷ったとき木の切り株を見て方位を知る方法っていうのがあって、それによると太陽の光を直接受ける南側ほど年輪幅が太いって解説してあった。だから太陽に向かって、天の方向に年輪が太るんじゃないかと。ところが、や! 念のために街路樹のメタセコイヤを見てみたら、なんと枝の断面は年輪の中心が上に偏ってんねん。なんでやろ…、とまた頭抱えた。まてよ、と。松(パイン)等の枝は横方向に伸びてるから、枝が太くなる(つまり年輪が増える)際に重力の掛かってる下方向により太りやすいんじゃないか?そーか、そーかもしれん、それなら分かる!とSPF材の天地を見分ける方法が一応分かったわけよ。どう?オモロイやろ〜」
ええ、確かに。しかしまぁ、その調子ではお店は一体いつ完成…
by pavilion-b | 2006-12-20 22:23 | お店づくり | Comments(0)