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たまつくり


たまつくり_f0097528_1958471.jpg大阪は大きな街です。久しぶりに行くといつもそう感じます。知っている駅周辺を起点にしないと、すぐに位置関係が分からなくなってしまいます。そしてまだまだ知らない場所がたくさん…




昨日は所用あって終日大阪へ出掛けていました。そして午後に訪れたのが→写真のお店beyerさんです。
以前カナカナで働かれていた三倉理恵さんが、ご夫婦で新しくオープンされた本と喫茶のお店。お知らせをいただいてからずっと楽しみにしてて、やっと行くことができました〜!
デザイナーのご主人と、詩集などを出版され各地で作品展も行っている三倉さんが作ったとあって、さすが!なカッチョ良さです。何でも以前にここでお店をされていた方が「船のデッキをイメージして」作ったという二階席へのアプローチなんかが、遊び心をくすぐって楽しくなる空間。現場作業スタイルで乗り込んだ隊長は、さっそく(いつものとおり)テーブルや壁の作りを触ったりしながら「いいなぁ」「綺麗に仕上がってるなぁ」と羨ましさ満開(笑)。並んでいる本も、貴重な図録や珍しい美術書みたいなのがあって、ゆっくり眺めながらコーヒーを飲んでてもあっという間に時間が過ぎてしまいそうでしたよ。
改めて一階席でコーヒーを飲みながらお二人と話していると、初対面のご主人とも意外な接点があることが判明。特に彼と隊長がともに子どものころ開催された「天王寺博覧会」の話で、「他に知ってる人がほとんどいなくて、あれは自分の中の幻だったのか…」と自信喪失(?)していた彼は大喜びでした。私は博覧会というものに行ったことがないのですが、言われてみれば「神戸ポートピア博」「大阪花博」「つくば万博」など当時は万博ブームだったんでしょうか!?偶然お店に訪れたnaracafe.comのkeisatoさんも含め、男性陣3人は少しずつ違う世代から眺めた万博の話で盛り上がっていました。でも「愛・地球博」は気にはなっていたものの誰も行かず。「わざわざ並んでまで…」と敬遠するようになるのが、子どもと大人の境界線みたいです(笑)。

ところでbeyerがある玉造という場所ですが、これが隊長でさえ未踏だっという、大阪の都心にありながらなかなかディープなエリアでした。駅前のアーケード商店街を歩けば、たこ焼き屋、パン屋、大衆食堂、洋服屋、お好み焼き屋、青果店、パチンコ屋、本屋、たこ焼き屋…という、実に正しいオールド大阪の風情を醸しています。サラリーマンがビールとお好み焼きで夕食をとりながら店のTVを見ていたり、時々ものすごいスピードで走り抜ける自転車を誰も気にせず悠然と避けつつ歩いたり。
そういう商店街を歩いていると、例外なくお腹が空いてきます!迷わずたこ焼きをゲットし、帰りの車中でハフハフいいながら食べました。奈良に住み慣れると大阪は人が多すぎる〜と毎回軽いショックを受けるんですが(東京出身なのに…)、住めば都、あんな賑やかな商店街が近くにあれば離れ難くなるかもな〜

あ、beyerの三倉さんは現在島根県の松江市にあるギャラリーSOUKAで作品展を開催中です!お近くの方はもちろん、あー松江行きたい!という方もこの機会にぜひ。

■三倉理恵 作品展 water hole memo
 2008年9月6日(土)〜17日(水) 12:00-19:00 /11日(木)休廊、最終日は17:00まで
 GALLERY + SHOPPE SOUKA  島根県松江市白瀉本町33-4-4F  0852-27-0933
by pavilion-b | 2008-09-09 08:52 | 旅でござんす | Comments(0)