山奥にペルシャ絨毯。


f0097528_19365551.jpg先日友だちに誘われて、室生の山奥にあるギャラリーへ行ってきました。
室生といえば女人高野「室生寺」が有名ですよね。その室生寺自体がずいぶん人里離れた山奥にあるのですが、このギャラリー『夢雲』もそれはそれはまた山の中で、本当に知る人ぞ知るという感じでした。




初めての人はまず迷うこと請け合い。友だちは何度か来ているのに、看板を見過ごして一度通り過ぎました(笑)。
『夢雲』は築80年以上と思われる農家を改装したカフェ・ギャラリーです。さすがに、こんな所に人が来るの??と思ってしまうような場所なのですが、なんと駐車場には車がいっぱい!まぁ、自分たちもわざわざやって来た口なんですけどね(笑)。


f0097528_1937175.jpgさて、まずは腹ごしらえ♪
案内状にあった「モハマヤバートの純菜食家庭料理」とは一体なんぞや??とドキドキしていたら、出てきたのはプチプチプチプチと歯ごたえのある玄米とほうれん草のカレー、ジャガイモ(カレー味)、フキとカンゾウ(これもピリ辛カレー味)、チャパティ、ダールという豆のスープ、どれも美味しくてスパイシーなお料理でした。家ではちょっと作れない味だなぁ。しかも全部お野菜、でも満腹の食べ応え!
そして食後のオーガニックコーヒーがまたビックリ。すごく香ばしくて、コーヒーというより黒豆茶みたいなんです。苦味も控えめで、ブラックはどちらかというと苦手な私にはとても飲みやすい味でした。


f0097528_19373236.jpgお食事だけでもかなり刺激的で楽しかったのですが、さらに展示の方もこれまた面白かった!
現在展示されているのは、アフガニスタンやペルシャなどの伝統的な手織り絨毯、それに鉄やチタンで作られた楽器と燭台でした。
ギャラリーは数部屋に別れていて、畳の部屋に手織り絨毯が所狭しと飾られています。遠巻きに眺めていたら、この展示の主催者モハンさん(スリランカ人)が登場。いきなり「どうぞ絨毯を踏んでみてください」と日本語で。…え?踏むの??
絨毯の良さは乗ってみないと分からない、ということかしら。言われるままに恐る恐る踏んでみると、しっとりと暖かく、芝生の上を歩いているような心地良さ。手で触れると目がぎゅっと詰まって厚みがあります。そして重い。
全般に赤が多いのは、もともと赤の染料が作り易かったため伝統的な基調色になったんだとか。また中央にメビウスの輪に似た模様(だけど繋がってはいない)があり、これは魔除けのマークだ、云々。クルド族やカシュガル族、各々に伝統的な紋様があるそうです。
中には黒と白のゴマ塩のようなシンプルな模様のものもあって、これは彼らが自分達で使うために作ったもの。なるほど自家用は手早くできるシンプルなもので、いわゆるペルシャ絨毯のように豪華絢爛な図柄は主に販売用なんですって。自家用は染めないので黒い羊と白い羊の毛が混じったゴマ塩になるわけですが、それはそれでモダンでステキでしたよ。
他にも気になったのがあって、それは左右で柄は同じなのに微妙に色合いが違う絨毯でした。これ、実は結婚式の絨毯。新郎と新婦の家がそれぞれ作って来た半分ずつを、結婚式の当日に繋ぎ合わせるんですって!
大事に使えば100年以上は保つそうです(実際に2500年前(!)のものも残っているんだとか)。まぁそのぶん、ちょっとさすがに手が出せないお値段ですけどねぇ。。。


f0097528_19374718.jpg■モハンさんのお店 シェヘラザード オリエンタルカーペット

■室生のギャラリー 夢雲(ムーン)
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by pavilion-b | 2009-03-30 20:55 | 旅でござんす | Comments(0)