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誰かの本棚


誰にとっても、印象に残っている本にはそれぞれ個人的なエピソードがあると思いませんか?あの時、あの場所で読んだからこそ面白かったとか、その本との出会い(はたまた別れ)自体がひとつの物語みたいだった…とか。
そんな本と人とのエピソードは、本の内容とはまた別に興味深い物語だったりしますよね。




このたび京都恵文社一乗寺店が企画発行した『みんなの古本500冊 もっと』は、そんな個人個人が各自のテーマに沿って本を選び、短い文章を寄せた本です。以前に作られた1冊目が好評だったために企画された第2弾、ということで「もっと」と付けられました。
実は僭越ながら、店長の私だけではなく隊長も寄稿させていただいております。その完成本がいよいよ先ごろ手元に届きました。

100名近い方が参加され、500冊の古本が紹介されているのですが、これがなかなかどうして読み応えがありますよ♪超個人的エピソードもいっぱい(笑)。普通ならまず見ることのできない、赤の他人の本棚をこっそりのぞかせてもらっているような感じです。
話が本の紹介からすっかり離れてしまっていても、本との思い出、出会いそのものがひとつひとつの物語みたいで、いつのまにか引き込まれていったり。いつか聴いたあの曲、懐かしいあの味…そんな記憶と同じように、本を手に入れた時、読んだ時の記憶も鮮明に残っているものなんですね。あ、自分の持っている本が紹介されていたりするとなんだかうれしくなります(^ ^)。
年末年始はTVもアレだし、さりとて出掛けるのもナンだし、やっぱり家で読書でも…という方はどうぞ候補の一冊に。どっぷり集中して読みたい本と格闘するのもいい時期ですが、それでちょっと疲れたときなんかには気分転換にもピッタリな本だと思います。

■『みんなの古本500冊 もっと
恵文社一乗寺店で販売中!
また同店では今年も恒例の古本市が開催中です~
「恵文社 冬の大古本市」2009年12月22日~2010年1月4日
by pavilion-b | 2009-12-27 09:35 | お知らせ | Comments(0)