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改良しました。


改良しました。_f0097528_795167.jpgかなり高い確率で転びそうになるという、デンジャーゾーンだった玄関の「段差」。このたびようやく改良しました!



どのように危なかったかは以前の記事もご参照ください。つまりお帰りの際に、店内側から見ると同じレンガ色の床に段差があることに気づきにくかったんですよね…。
そこに、今回写真→のような金属製の滑り止めを設置しました。よく階段の際なんかに取り付けられている部材です。
これだけ?という感じの改良ですが、いやいや、とりあえずこの2日間で様子を見る限りはかなりの効果です。もちろん念のためにお声掛けもさせていただいておりますが、今まではそれで「分かりました」「ありがとう」と仰った後にガクッと踏み外しそうになることがままあったのです…。たぶん、指摘された段差は色の違うコンクリの土間とレンガ床の間のことと思い込み、もう一段あるレンガ床内の段差には気づきにくかったせいだと思われます。
そこでこの滑り止めはまず、ここに段差がある、ということをパッと見た際にも分かりやすくしてくれます。異質感があり、なおかつ照明に反射してキラッと光るので、段差の際がよく目立つようになりました。
さらにご精算のあと後ろ向きのまま下がって行かれる、つまり足元を見ないで玄関へ向かわれる方にとっても、足で踏んだ際に滑り止めの出っ張りや微かな金属音が伝わるために、一種の警告を発する役割も担っています。

それにしても、こういった細部の機能に関するデザインって難しいです!
段差の問題に気がついた当初、まず思い浮かんだのはスロープを設置する案でした。しかし玄関の奥行きがないためにけっこうな勾配をつけなければならないことや、スロープの横縁の段差が新たに生まれるといった難点があり、却下しました。
ほかにステップを現行の2段ではなく、1段にしてしまう(つまり中段を埋めてしまう)案もありましたが、それだと1段当たりの落差が高くなるため、今度は躓く危険が増してしまいます。玄関をフラットにする考えは工事中にもありましたが、結局外の道との間に段差ができるわけで、根本的な解決にはなりません。
…とまぁ、いろいろ考察した結果辿り着いたのが今回の改良案だったわけです。結果的にはとてもシンプルな改良で、工事もわずか1時間程度で済みました。それもまた面白いですね。
「あっという間に終わっちゃって、物足りないねぇ」とは、久しぶりに工具を持ち出して嬉々とした隊長談。大丈夫、これから暖かくなったら、まだまだ改良しなきゃいけないところがたっぷりあるから♪
Commented at 2010-02-07 22:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by pavilion-b | 2010-01-30 09:31 | お店づくり | Comments(1)