石のスープ

f0097528_19401915.jpg先日メルマガに書いた絵本のお話に、ちょっとした後日談があるのです。



ご紹介したのは『せかいいちおいしいスープ』マーシャ・ブラウン(岩波書店)という、フランスの民話を元に作られた絵本。
お腹を空かせた3人の兵隊さんがトボトボと森を歩いていると、道の先に村が見えました。食べ物と寝床を分けてもらおうと勇んで向かうものの、村人は誰一人相手にしてくれません。そこで兵隊さんは一計を案じ、「世界一おいしい石のスープ」を作ると言い出します。「石で美味しいスープだって!?」興味津々の村人は集まり始め…。

というメルマガを発行したところ、弊店ハンガリー特派員で翻訳家のうちかわかずみさんからとても興味深いメールが届きました。
なんでも日本語を学ぶハンガリー人の学生に「ハンガリーのお話」というテーマでスピーチをさせると、必ず2、3人がこのお話をするのだとか。なので、かずみさんはてっきりこのお話はハンガリーのお話だと思っていたそうです。
どうやら元々はポルトガルのお話で、様々な国に広がり、現在でも語り継がれているみたいですね。ちなみに東欧では「石」ではなく「斧」の場合が多いようですが、ハンガリーでは「石」だそうです。
ブダペストには「Kőleves(石のスープ)」という名前のレストランまであるといいます。 実際に訪れたことのあるかずみさん曰く、「さすがに『石』は入っていませんが、とても美味しいお店です」って♪
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Commented by pitypang2 at 2012-11-14 18:48
お伝えしたかもしれませんが、アニメもあります。http://www.youtube.com/watch?v=Al4DpKBL8o4
写真の絵本のとなりにあるコーヒーカップ、本物かと思ってまじまじと見てしまいました。トリックアートみたいですね!これは何ですか??
Commented by pavilion-b at 2012-11-14 20:06
アニメーションのリンクありがとうございました!
謎のコーヒーカップの正体は版画用の板に書かれた絵なのです(^ ^)
百八工房という作家さんが作られた作品で、主に人物画(肖像画)を描かれています。写真を元に弊店のコーヒーカップも描いてくれました。あまりにソックリなのでみなさん驚かれますよ〜。
by pavilion-b | 2012-11-13 19:38 | 絵本と本のこと | Comments(2)