おん祭り 遷幸の儀、暁祭

f0097528_10112114.jpg春日若宮おん祭り」の主要行事を、初めて観に行きました!



これまでも時代装束に身を包んだ行列が三条通りを練り歩く「お渡り式」は、お店をちょこっと抜け出して見に行っていたんです。で、最初はおん祭りとはその時代行列のことかと思っていたのですが(^^;、実は主要な祭事が他にあることを毎年少しずついろんな方から教えてもらっていました。地元民でも知らない行事のことを、熱心に遠方から観に来られる方が詳しくご存じというのはよくある話でして…。

最初に訪れたのは「遷幸の儀(せんこうのぎ)」。遠方から、海外からも熱心に訪れる方が大勢いるという、古式ゆかしい闇夜の神事です。
参列したことのある経験者は「とにかく寒い!」と口を揃えて言っていたので、並々ならぬ覚悟で服を着込んで望みました…が!今冬はずっと厳しい冷え込みが続いていたにも関わらず、この日に限って滅多にないほど暖かい日。日ごろの行い!?
やはり百聞は一見に如かず。あの暗闇の中で行われる一切は、説明を聞くより、その場に居て体験するのが一番いいと感じました。
それに今や人の暮らしの周辺で真の暗闇を見つけるのは至難だ、ということも。真っ暗な中だと、携帯電話の画面などが驚くほど明るい光を発します。闇夜でも目が慣れてくれば薄ぼんやりと白く浮かぶ参道の砂利道が辛うじて見えるのですが、ひとたびどこかで誰かが携帯などの灯りが点けた途端、他の一切が黒く沈んで見えなくなってしまい、一歩踏み出すのさえ怖くなります。

「遷幸の儀」は灯火はもちろん、写真撮影も厳禁なので、↑の写真は「遷幸の儀」に続いてお旅所で行われる「暁祭(あかつきさい)」の様子です。とにかくもう夜中なのに人が多いのにびっくりしつつ、ふだんなら夢の真っただ中の時間、午前2時なんてもう眠くて眠くて(笑)。
朦朧と歩く帰り道、参道から遠く離れてからも「ごわわわーん…」という地響きのような太鼓の音が聞こえてくるのでした。
(つづく)
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by pavilion-b | 2012-12-19 10:11 | 奈良さんぽ | Comments(0)