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興福寺 花の松

f0097528_2173632.jpg何度も歩いている場所にも、知らないことは無数にあります。



たとえば、興福寺境内にある「花の松」の石碑。
今日「大古事記展」へ向かう途中、初めてそんなものがあるのに気が付きました。みんなが見上げる五重塔の、すぐ手前です。東金堂の目の前でもあります。観光客の大多数が、国宝建造物に目を奪われて気づかないようです。

何でも弘法大師のお手植えと伝えられ(ホンマに?)、昭和12年に枯死するまであったというのですから、たいへんな古木です。碑文によれば高さ八丈二尺といいますから、ええっと…約25メートル。ん?どのくらい高いの?
例えばビルの高さで言えば、およそ8階建てくらいになるようですね。ナルホド、巨木だ!

碑文には枯死してしまいとても残念だ、しかし全国から有志によりカンパが集められ、再興が試みられた、といったことが書かれています。ただ、周辺には二代目花の松はおろか草木一本生えていないので、再興は叶わなかったのでしょうか。
でも…、なんとなく、今の状態でよかったかも。皆さん、五重塔や東金堂を熱心に撮影されていますからね。大木があれば全然ちがったスケール感になっていたと思います。

わりと大きな石碑ですが、ほとんどの人は素通りです。おかげで観光客で賑わう一帯にありながら台風の目の如く静かなようで、石碑の陰では鹿さんがぐっすり熟睡中。久々にのどかな陽射しを浴びて夢を見ているのか、時々口をモゴモゴとして何か呟いているようでした。寝言?
by pavilion-b | 2014-12-10 21:10 | 奈良さんぽ | Comments(0)