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健康診断で健康を害する。

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もともと、我が隊長は大の医者嫌いなのです。



なので、めったに病院へも行きたがりません。でも不惑も越えたことだし、健康診断くらいは受けておいた方がいいよと勧め、休日に二人で行って参りました。去年に続いて2回目でもあり、隊長も渋々ながら慣れた様子でした。

順番に体重測定やらを済ませ、私は早々にすべて終えて待っていたのです。ところが…、隊長が待てど暮らせど戻って来ません。で、ようやく出てきたと思ったら、顔面蒼白!?
なんと採血中に気分が悪くなり、診察室でちょっと横になっていたとのこと。

実は隊長は昔から採血が苦手。献血でフラッと気を失いかけたこともあるのです。
そしてこの日はじめて医師から「迷走神経反射」という言葉を聞きました。詳しくは「血管迷走神経反射」といい、様々な要因により突然自律神経系が失調し、血圧や心拍数が下がって失神やめまいを起こす症状のことです。
誘発する要因はいろいろなようですが、どうも隊長の場合は注射針を刺されたり血が抜かれたりすることによる情緒的不安がそれに当たるようです。

またお腹を手で押さえる腹診で、「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」という漢方の用語も教わりました。お腹を押して張りや抵抗感のある人は、身体への刺激(注射や触診など)に対して敏感(ナイーブ)な傾向があるとの由。やはり神経からくる症状、特徴です。
帰ってから改めて調べると、胸脇苦満に関する説明はいろいろ幅もあり安易に捉えるわけにもいきませんが、ともかく隊長が身体に関してナイーブだということは理解しました。自分が特にそうでもないので、そこまで深刻な「医者嫌い」がいるとは思いもよらず、私もちょっと反省した次第です。

結局ふつうには歩けるものの、すっかり脱力して帰宅した隊長。
「これから、健康診断のたびに倒れちゃったら困るねぇ」
と言うと、
「もう、健康のために、健康診断は受けません。」
ときっぱり宣言されてしまいました。
…まあ、それもある意味、健康法なのかも。
by pavilion-b | 2015-07-08 15:45 | Comments(0)