浮世絵版画 美の大世界

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秋深まる奈良。大勢の観光客が国立博物館の正倉院展へ向かわれていますが、そこからほど近い県立美術館でも素敵な展覧会を開催中ですよ。



題して「浮世絵版画 美の大世界」
錦絵誕生250年と銘打ち、東洲斎写楽の役者大首絵や、葛飾北斎の「富獄三十六景」などが展示されます。私たちも今週のお休みを利用して観て来ました。

何がいいって、まずゆったり見られること(^o^)/。正倉院展とは正反対です。美術館としてはもちろんたくさんの来館者を望んでいらっしゃるかとは思いますが…。ゆっくりじっくり存分に鑑賞でき、贅沢に堪能させていただきました。

それに入場料が安い。なんと一般(大人)400円。「安いから、きっと展示が少ないじゃない?」と油断していたら、なんのなんの、作品もたっぷりあり、気づいたら2時間以上経っていました。(ちなみに外国人観光客はタダですよ!)
実は今回の展覧会は会期中に一度作品の入れ替えがあります。写楽は前期(11/9まで)、北斎は後期(11/11から)など分かれていますので、お目当ての作品がある方は注意が必要です。前期のチケットには後期の割引券が付いていますので、前後期とも入っても700円で観ることができます。県立美術館、太っ腹!

美術としての浮世絵版画ももちろんいいのですが、個人的には歴史史料としての面白さをたっぷりと味わいました。風景画の中には江戸の風物が丁寧に描かれていて、着物の柄や小道具、建物の作りなど、見れば見るほどめくるめく江戸ワールドへと誘われます。妖精のような小さな遊女が描かれていたり、狂歌が挟まれていたり、まるで漫画のような遊び心も満載。こうして見ていると、もちろんある一面かもしれませんが、江戸時代にあって現代にはない豊かさもあるような気がしてきます。

「浮世絵版画 美の大世界」
会場:奈良県立美術館
会期:2015年10月10日(土)~12月6日(日)(※11/10を挟んで前後期入れ替え)
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by pavilion-b | 2015-10-28 20:02 | イベント情報 | Comments(0)