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机上のくうもん?

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エッ!と目が吸いこまれた、ある映像。



それは中国のIT企業が、新しいスマートフォン向けゲームアプリを開発しているという報道でした。
でも私が気になったのはアプリの開発ではなく、IT企業社員の机の上。たくさんのパソコンが並んだ、ごく普通のオフィス…と思いきや、どの机の上にも果物が乗ってる!バナナ、リンゴ、みかん、彩りも豊かに3、4種類はあるじゃないですか。

得てして無味乾燥になりがちなオフィスも、鮮やかな果物が点在するだけでずいぶん印象が違います。やはりどこか瑞々しい。心の乾燥も防ぐかも。
かつてのOL時代、私の勤めるオフィスにもやっぱりお菓子の籠がありました。誰かのお土産とか、ちょっとしたスナック菓子などが、小腹が空いたとき用にストックしてあるのです。女性の多いオフィスだったこともあり、各自の卓上にもお菓子スペースがあったな(^ ^)。でも生の果物を置いているのは見たことがない!

奈良に来る中国人観光客を見ても顕著ですが、とにかく彼らは果物が大好き。地元にある果物屋さんも、以前はどちらかというと贈答向けの高級品を中心に並べていましたが、需要が多いせいか最近は日常向けの果物も増やしているようです。そしてほとんどいつでも外国人客、それもアジア系だけでなく欧米系も、立ち寄って買い求めている姿を見かけます。

かつて中国を旅した隊長は、西域の市場では必ずと言っていいほどハミグワ(ハミ瓜)の山積みを目にしたといいます。それも道に沿って延々と。「ペットボトルはおろか、水道すらない地域で、水分補給の要なんやろね」と。さながら天然のペットボトル。しかもゴミは出ないし(皮はたちまち乾燥して土に却ってゆく)、水や清涼飲料よりもずっと栄養豊富ですよ。
ただしそれも20年以上まえの話なので、今はどうなっているか…。でも都市のオフィスでさえペットボトルではなく果物なのだから、やっぱり大陸の果物文化は根強いかもしれませんね。
by pavilion-b | 2016-07-06 20:40 | 食いしん坊万歳 | Comments(0)