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三条通りコンビニ戦争?

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地元奈良の一部では、今うわさのタネになっています。



それは「三条通りに新しくコンビニが2軒もできる」という話。
たいへんローカルな話題で恐縮です。しかもコンビニ2軒が話題って、どこの田舎やねん!と思われるかもしれませんが……。

その場所は三条通りの、やすらぎの道と小西通り(中街道)に挟まれた部分。近鉄奈良駅からも近く繁華なエリアですが、この部分には今までコンビニがありませんでした。しかし話題になっているのはそのためではなく、オープンする場所のひとつが元「ぜいたく豆」という老舗だったからです。

え?あのぜいたく豆がなくなっちゃったの??と今でも驚かれる方、多いですね。そうです。今年の5月中ごろに突然閉店されてしまいました。観光客のお土産店としても、地元の普段使いとしても、けっこう賑わっていたはずですが……。(ちなみに「ぜいたく豆」は京終駅近くにも店舗があり、こちらは引き続き営業されているそうです。)

当初はあの風格ある老舗の建物がなくなってしまうのかと、悲嘆する人が続出でした。でもときどき前を通って見ていると、どうやら建物は最大限残したうえで内部も老舗の雰囲気を活かした作りになるみたいです。これなら案外いい感じかも。
コンビニへの賛否はもちろんありそうですが、街の新陳代謝もある程度は致し方ないこと。どうせなら景観に配慮してくださるのは嬉しいですね。

そしてもうひとつはやすらぎの道にほど近い一画です。元「珍壺亭入江」という骨董屋さんがあった場所です。しばらく更地になっていましたが、何か建ち始めたなと思ったら、あっという間にザ・コンビニが出来ていました。
この2店舗、いわゆるコンビニ業界のツートップ。何でしょう、同じタイミングで、しかも目と鼻の先に出店し合うなんて……。もう見えない火花がバシバシ飛びまくりですね。

最近そんな話をお客さまとしていると、みなさんけっこうコンビニにも好き嫌いやこだわりを持っていらっしゃることが分かりました。商品で選ぶ人、近さや入りやすさ(車の止めやすさなど)で決める人、様々です。
面白いなと思ったのは、「人で選ぶ」という意見。「コンビニの店員さんって、どこもだいたい同じじゃないですか?」「いやいや、けっこう対応とかちがいますよ。もちろん個人個人によるけど、某チェーンよりも某チェーンの方が、全体として気遣いが行き届いてる気がする」とか。へー!でも確かにそれは、わりと決め手になりそう。やっぱり同じものを買っても、ニッコリ「ありがとうございます」って言ってもらえる方が嬉しいじゃないですか。そういったことが各人の資質によらず、チェーン全体である程度維持されているのだとすれば、何が影響しているのでしょう?それって、ものすごく興味深い。
少し前に東京でカフェ巡り(半分仕事)をしてきた人が、一番印象に残ったのは「どのお店も接客がとても優れていたこと」と仰っていたのも思い出します。

さて奈良の目抜き通りのコンビニ戦争、行方はいかに??
by pavilion-b | 2016-07-27 21:10 | 奈良さんぽ | Comments(0)