時代おくれ?

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フェーズ、って何?



ラジオでニュースの解説をしている人が、やたらと「フェーズ」を連発するんです。「これはいくつかのフェーズに分けて考える必要があります」「まず最初のフェーズでは」とか。
で、調べてみると英単語の「phase」のことで、訳は「位相、局面」などと出ます。位相?それでまた辞書を引くはめに……

要するにニュース解説の中で使われていた「フェーズ」は「段階」くらいの意味だと解り、「だったらそう言ってくれよ!」と思った次第。
最近よく聞く言葉だと「スキーム」とか「リソース」なんていうのも解りにくい。ビジネス用語? ネットで調べてそのときは分かったような気がするものの、しばらくしてまた耳にすると「何だっけ?」となります。自分の中で、すんなり沈着してくれない。

ところが先日、古い本を読んでいてハッとしました。昭和30年代の本ですが、このころはまだ旧字体の漢字も多く使われていて、全体に画数が多いため文章がカクカク、ギチギチしています。熟語も多用されるのでなおさらです。
いま見ると文面からして古い感じですが、たぶん当時としてはふつうだったのでしょう。それをたった半世紀で、同じ日本人が見ても古い、読みにくい、と感じているわけです。すでにちょっとした古典ですよ。

置き換えてみれば、私がいま聞きづらい、解りにくいと思っている日本語が本流となり、私が正しいと思っている言葉づかいの方が古語と化してしまう可能性だって低くはないわけです。「フェーズって何?」「フェーズはフェーズだよ」「スキームは?」「スキームとしかいいようがないね」……ってなるかも!
カタカナ言葉の氾濫はグローバリゼーション(これもカタカナだ)と無関係ではないのでしょう。でもグローバリゼーションってそういうこと?
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by pavilion-b | 2018-02-27 10:20 | Comments(0)