読めない大阪

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「杭全」と書いて、何と読む?



正解は「くまた」。
大阪市平野区にあります。JR関西本線の平野駅からほど近く、杭全神社があるところです。
こういうのを難読地名というそうです。漢字そのものは必ずしも難しい字ではなく、読み方が特殊な地名。奈良にもたくさんありますが、やはり古くからの地名に多いようですね。

先日大阪を散策して、この杭全も歩きました。路地を一歩入れば昭和以前の痕跡が所々に見つかるようなところです。周辺にも古そうな地名がたくさん。「喜連瓜破(きれうりわり)」とか、初めて聞く人は思わず「!?」と思ってしまいますよね。
大阪といえば、すこし前に天神橋筋商店街を歩いたときにも「いかにも」な大阪を見た気がしたのですが、今回は今回でまた違うローカルな大阪を感じました。たぶん私が知らないだけで、大阪と一口にいっても様々な文化圏がせめぎ合っているんですね。梅田や難波、天王寺だけじゃないと、当たり前ながら痛感。

ちょうど桜が満開のタイミングで、そこここの公園では思い思いに花見を楽しむ人の姿も。
そう、大阪にも意外に公園があるのです。東京に比べて大阪は緑が少ないとよく言われますし、私もそう感じていましたが、なんのなんの、ちゃんとあるところにはあります。長居公園などはスタジアムが2つもある大きな公園。それこそ花見からスポーツから将棋からポケモンゴーから……と、老若男女が春を満喫していました。

面白かったのが「桃ヶ池公園」。ソメイヨシノはもちろん、ハナモモも見事で、こちらも憩う人がたくさん。
ところでその桃ヶ池公園の真ん中には「股ヶ池明神」があります。あれ? 股ヶ池? そう、これでもやっぱり「ももがいけ」。
案内板によれば、昔は「もも」の字に「股」や「百」が当てられていたそうですが、昭和初期に読み方が解りにくい(いわゆる難読地名)ということで「桃」の字に変えられたのだとか。そこで公園にも「桃」にちなんでハナモモの木がたくさん植えられたそうです。あ、字のほうが先なんだ! 名は体を表す式で、字から土地のイメージも作られていくのですね。
古い地名探検、やめられまへんな~

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by pavilion-b | 2018-04-05 06:30 | 旅でござんす | Comments(0)