戸締り

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皆さんは気づかれたでしょうか?



しばらく前まで、お店の玄関扉の具合が悪かったのです。ガラガラッと横に引く扉ですが、最後の2cmくらいが閉まらず、グッと力を込める必要がありました。
実は不具合はずっと前からで、季節によって扉が重くなったりすることがありました。またちょっと力とコツが要るので、女性だと閉めきれず、男性だとたまに扉がレールから外れてしまったりしていたのでした。

ところが不具合は分かっているものの、その原因がなかなか掴めない。
これまでも戸車を調べてみたり、レールの不陸を直したり、いろいろ手を加えて、その都度症状が改善したりもするのですが、またしばらくすると不調が出ます。
建具も身体も、歳をとるとガタピシくるのは仕方ないのか……と諦め半分でしたが、そうも言ってはいられません。玄関ですから、営業に差し障ります。

そこでこの春、隊長は徹底検証を試みました。扉を外し、ひっくり返し、矯めつ眇めつ……。そしてついに原因を突き止め、不具合を解消するに至ったのです。
分かってみれば問題は単純でした。つまりレールが擦り減っていたのです。長年ガラガラ、ガラガラと扉が開閉され、そのつど金属の戸車とレールが摩擦して、徐々に削れていたようです。非常にわずかな量なので見た目には分かりませんでした。
しかしレールが擦り減ったぶん、扉が下がり、擦り減っていないレール(戸車が走らない両端)と扉の底が干渉するようになっていたのです。それが閉めきる2cm前で引っかかる原因でした。

今回は扉の底を削り直すことでひとまず不具合を解消しました。今は余計な力を入れなくても、パタッと最後まで扉が閉まります。ほとんどのお客様はその変化に気づかれていませんが、ようやく積年の悩みが改善できて私たちはホッとしています。
ただレールは擦り減り続けるので、いずれまた不具合は起こるかもしれません。そのときはまた別な改善策が必要になるかも。まあ、開店から9年でこれくらいなら、次はまたそれくらい先かな……? ひとまずは安堵です。そしてそうやってガラガラ、ガラガラと扉が開閉される日々が続くことにあらためて感謝しています。
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by pavilion-b | 2018-04-26 06:30 | お店づくり | Comments(0)