地球誕生

f0097528_19101824.jpg最近は私もブラタモリよろしく、地形や地質にワクワクしています。



地形に着目するだけで散歩の楽しみが何倍にもなる愉悦を覚え、ますます散歩づいています。
とはいえ、さすがに今は暑すぎ。っていうかこの夏、暑すぎ!
そこで冷房の効いた部屋で座学するのにうってつけの本を見つけました。その名も『三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち』藤岡換太郎(講談社)

この本の何がいいって、つまり入門編なんですよ。
本の中でも繰り返し書かれているとおり、これまで手にしてみた石や地質に関する本はたいてい専門的すぎてついて行けませんでした。難解、煩雑な用語からはじまり、研究者向けのグラフや表、そして数字と化学式……。子ども向けのでも図鑑のようにサンプルを列挙するものが多く、ええっとアレはなんだっけ? とページを行きつ戻りつするうちに疲れてしまいます。
そういうところから入っても、身近な地面を見たり触ったりする楽しみとは乖離しすぎていてピンとこないんですよね。

そこで思い切って三つの石に話を絞り、まずは岩石や地学の全体像を掴もうというのがこの本の趣旨。難しい話は極力簡潔に流しつつ、スピーディに話は進みます。それこそ途中で石に躓かないように。「とにかく面白い世界だから、入り口で嫌いにならないで」という作者の真心が滲んでいます。難しいことを平易に表現するのって、技量と愛がなければできないですよね。
個人的には最終章に至って、46億年前といわれる地球誕生から、空と海と大地が生まれて今の地球の原型ができたと考えられる40億年前までの壮大なスペース・オデッセイに興奮してしまいました。あくまでも大ざっぱな理解だけど、なんだかスゴイ!!

思えば高校時代の地学の先生は、しょっちゅう外へ行きたがってたなあ。「今日は天気がいいので地層を見にいきましょう」とかなんとか。生徒は「暑いからやだー」とか、ブーブー言ってたけど。地層より馳走だとか。まあ高校生じゃあ分かりませんでしたよ、石の妙味は。

『三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち』藤岡換太郎(講談社)
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by pavilion-b | 2018-07-26 06:51 | Comments(0)