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コロガス

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たくさん食材を買ってきて、冷蔵庫に入り切らない……



そこでアレコレ整理したり、押し込んだりしようとする私を見て隊長が一言。
「寒いんだから、大根なんか新聞紙にくるんでそのへんに転がしとけば」
転がしとく……!

転がすというと、なんだか怖いというか、悪いイメージもありませんか。「土地転がし」とか。
でも大根はやっぱり「置いておく」よりも「転がしておく」の方が美味しそうな感じがします。コロコロ、コロコロ、生きてるような語感だから? 自由さ?
「転がす」といえるのは、丸っこい不安定なものですね。野菜はたいてい転がせます。大根、じゃが芋、人参、ゴボウ、白菜。玉ねぎやリンゴ、西瓜なんて、どこまでも転がっていってしまいそう。ローリング・ストーン的な。転がれるということは、活き活きしていることを意味するのか。

あ、「転がす」で思い出した。
お店を作っていたころの、ガス工事での話。ガス会社から来た担当の若い女性社員が、打ち合わせの際に何気なく「厨房の配管はコロガシで……」と口走ったのです。ガス管を埋め込んだりせず、露出した状態で床付近に這わせることを指すとは後で知りました。しかしまだ入社数年目くらいの学生っぽさも残る女性から発せられた業界用語だっただけに、耳に残ったのです。急に大人びても見えました。

あと自動車を運転することも「転がす」といいますね。これは俗っぽい言い方ですが、念のために辞書を引くとちゃんと載っていて驚きました。ただ純粋に楽しむためだけに、無目的にドライブするイメージでしょうか。
とはいえこのさき自動運転が当たり前の時代になったら、これは死語化するかもしれません。それともAIに「転がす」モードでお願いしたら、勝手にあちこち連れていってくれたりして……?
by pavilion-b | 2019-01-24 06:56 | Comments(0)