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グーグルでぐるぐる

グーグルでぐるぐる_f0097528_20523769.jpgときどきお電話でお店の場所を訊かれます。



とても分かりにくい場所にあるため、開業以来それはちょくちょくあります。

「もしもし、今そちらのお店を探して歩いているのですが……」
「あ、はい。すみません。今どちらにいらっしゃいますか? そこから何が見えますか?」
「何、えっと、街が……見えます」

さすがに山の中にはありませんので、あしからず。

でもこの一年くらいか、それとももうすこし前から、これまでとはちょっとちがう様子で電話を掛けてくる人が増えたのです。

「地図の通りに行こうとしてるけど、見当たらないんですよ。お店、どこにあるんですか?」

「案内通りに来たのに」という部分が、最初はよく分かりませんでした。でも同じような問い合わせが続き、あるときその話を知人にすると、「あ、ひょっとしてグーグルマップじゃないですか?」と言われたのです。その方はすぐにスマホで調べて「やっぱり」と膝を打ちました。「何がですか?」「ほら、これ」

グーグルで店名を検索するとお店の所在や概要が表示されます。その中の「経路案内」をクリック(またはタップ?)すると、グーグルマップにお店の位置とそこまでの道順が表示される機能がありますね。
ところがうちのお店の場合、袋小路の奥にあるにもかかわらず、その行き止まりの反対側から私有地を飛び越えて辿り着くように指示されるケースがあるのです。「案内通りに来たのに辿り着けない」と困っている人は、どうやら皆このケースのようでした。

私はそもそもグーグルにそんな機能があることじたい不案内でした。でもお客様が困るので、えっさほいさと調べ回り、訂正機能があることが分かったので、ようやくのことグーグルにメールをしてお願いしたのです。
それが二月ほど前のことです。で、現在その誤りは……未だ訂正されず。何度かアレコレと文面を変え、できるだけ分かりやすいようにと工夫して送信したのですが、どうも先方には通じません。「わかりました! 貴重なご意見をありがとうございます」と来たかと思えば全然直ってなくて、改めて問い合わせても今度は音信不通だったり……。
私もまた道に迷って辿り着けない人の気分です。
by pavilion-b | 2019-12-17 22:04 | お店づくり | Comments(0)