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氷の世界

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どえらい寒波じゃ……




年初はいきなり、妙な訛りが出るほどの寒さで。
お店でも水道が凍結しました。幸いすぐに復旧しましたが、開業以来2度目のことです。
そして心配していたメダカの水鉢は、もれなく結氷! 前日からすだれを掛けておいたものの、朝めくるとあえなく全面カッチカチでした。

氷は指で押しても割れません。拳で叩いてもダメ。手が赤くなり、ヒリヒリします。
そこで金槌を持って来て、ようやく割れました。厚いところではなんと3センチ近くもあります。最初は氷を取り除こうとしましたが、水草も傷むうえキリがないのでやむなくそのままに。
驚いたのはそのあとです。なんと午後にはもう、氷がすっかり再生! さらに厚みも増して……。
よく冷蔵庫並みの寒さとか言いますが、これはもう確実に外は冷凍庫。こんなのは初めてです。

それにしても氷ってきれいだなと。
最初に結氷した水面には、直線が交錯する文様ができていました。風で波打ったとかではなく、方々から引っ張り合う力によってできたように見える文様です。水面が凍結していく過程の、いわば時間が刻まれた記録でしょうか。その中にはとてもきれいな三角錐がいくつかあり、そこだけ小山のように見事に盛り上がっています。結晶? 仕組みはよく分からないけれど、自然の力だけで造形されたピラミッドのようで、実に神秘的でした。

と、氷に見とれている場合じゃない。心配なのはメダカちゃん!
これは今のところなんとかご無事で。氷を割る際、水底でゆらりと泳ぐメダカが数匹見えたので、驚かさないようにできるだけやさしく割りました。それにしてもあんな氷水の中でよく生きていられるなあ。それも一週間くらいずっとですよ。冬眠中みたいなものとはいえ、どういう身体の仕組みか不思議でなりません。

by pavilion-b | 2021-01-20 19:40 | Comments(0)