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坂道グルーヴ

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坂道をゆけばムズムズ春うらら




春です。クシャミの季節です。
寒さから解放されたと同時に、ハクショーンも始まりました。やっぱり今年も来てしまいました。でも、まあ、いいです。それでも外を歩きたくなる陽気。さっそく上着を薄手のものに替えて、奈良公園あたりをウロウロしてみました。

陽気を待ちわびた人たちだけでなく、鹿も元気、鳥はさらに元気。木から木へと忙しなく追いかけっこをしています。メジロ、ジョウビタキ、ルリビタキ、ツグミ、ヒヨドリ、ヤマガラやカワセミも見かけます。
そしてどこからともなく甘い香り。コブシもモクレンも満開、馬酔木もたわわ、桜ももう爆発寸前です。

奈良公園には片岡梅林という梅の名所があります。まだ木々が大きくないのですが、今年はここの梅も見事に咲き揃いました。
ところでこの片岡という地名、たぶん地形から来ていると思います。というのも片方は緩やか、もう片方は急斜面という地形だから。
この傾斜のちがいが興趣に富んだ景観を生み出します。実際緩斜面の梅林を愛でながらゆるゆると登り、抜けたかと思えばパッと視界が開け崖下に鷺池と浮見堂が現れる、といった具合に変化に富んだ景観を楽しめるよう公園作りにも活かされているのです。
タモリさん言うところの「キワこそ面白い」、まさにキワのお手本。

不思議なもので、坂道は情感をも刺激しますね。
崖上の眺望がすばらしいのは、そこまで息を切らせて登ったという要素も加味されてのことでしょうし、また緩やかな坂もゆっくりと視界が変化して飽きさせません。
かつて奈良から東京への歩き旅を経験した隊長によれば、「平坦でまっすぐな道ほど退屈で疲れる」。何かの比喩みたいですが、実際に平坦な道を歩くのは起伏の多い道よりもずっと草臥れたそうです。距離や時間の感覚がぼやけるのだとか。

この日も浮見堂に通じる坂道を登っていると、向こうから小学生の女の子4人組が肩を組んでスキップしながら下ってきました。みんなで歩調を合わせて跳ねるのが楽しく、坂道で加速するのがさらに面白く、進むほど可笑しくなり、こみ上げるように4人いっせいに笑い出した……。とても春らしくて、わたしもついスキップしたくなりました。
実際は早くも息が上がり始めて、それどころじゃなかったんですが。

Commented by 恵理 at 2021-03-22 07:34 x
春ですね〜。
店長さんがどこを歩いておられるか、目に浮かぶようで、読みながら、私まで春を満喫しているような気がしました。

桜が爆発したら、ぜひ、写真を載せてくださいね。
楽しみにしています。
Commented by pavilion-b at 2021-03-25 07:58
春が押し寄せてきました〜。
春の海も満喫したいところですが、今はガマンガマン。
代わりに(?)今が旬のホタルイカを食べて胃は納得しました。
花より団子ということでしょうか…
by pavilion-b | 2021-03-19 07:06 | 奈良さんぽ | Comments(2)